S君の話①の続き。
それからはたまに電話したり、メールしたり。
その1ヶ月後に転校を控えていた私は、不安もあってS君により頼るようになっていった。
でも、「S君は年上好きだから、彼に好かれるためには自分はしっかりしなきゃいけない」っていう思いもあった。
これは今考えても割と良かった気がする。
このおかげて、あまり依存せずに良い距離を保てた。
その後も月1、ペースで連絡は続き
高校受験はS君に相談した。
高校生になってからはmixiの台頭とかで、お互いの距離がちょっぴり近づいた。
友達関係に悩んだり、勉強に悩んだりした時はS君に相談した。
大学受験はS君に相談した。
大学進学して一人暮らしが辛くなったら、S君に連絡した。
恋愛相談もした。
その間S君は、高専出た後に大学編入して海外の院に行った。
たまに学会で東京にくるという時はあったが、全く「会おう」ともならなかった。
そして大学4年になる頃には、連絡は半年に1回くらいになっていった。
それでも私たちは「会おう」とはならなかった。
それから、S君は私の地元に就職した。
今は同棲している彼女がいる。
私の人生にS君はいい影響をもたらしてくれた。
私は彼に何かできていたのかな？と最近考える。
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